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【主張】柏崎刈羽原発 お膝元は容認派を選んだ

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【主張】
柏崎刈羽原発 お膝元は容認派を選んだ

 世界最大の原子力発電所を擁する立地自治体の有権者は「再稼働」を選択した。

 東京電力の柏崎刈羽原発の再稼働問題を最大の争点にした新潟県柏崎市長選挙の結果である。

 容認派の桜井雅浩氏が原発のお膝元で反対派候補に大差をつけて当選したという現実を、正面から重く受け止めたい。

 同発電所のもう一つの立地自治体である刈羽村長選挙でも、容認派の現職が5選を果たした。

 先月、新潟県の新知事に就任した米山隆一氏は「県民の命や暮らしが守れない現状では、再稼働は認められない」という姿勢だが、長らく原発と共存してきた柏崎市と刈羽村の人々の声に耳を澄ます謙虚さが必要だ。

 「お金より命が大事だが、生活を支えて命を育むためにお金も必要」という選挙戦での桜井氏の訴えは、柏崎市の生活者の過半を占める切実な思いだろう。

 そうした意見を、原発依存だと安易に断じる批判があれば、皮相に過ぎよう。地元の人々は原子力発電の仕組みや放射線についての情報に接する機会も多く、「正しく怖がる」すべを知っている。

 その上での熟慮の選択が、桜井氏への票になったのだ。

 柏崎刈羽では原子力規制委員会による6、7号機の安全審査が進んでいる。両機はABWRと呼ばれる原子炉で、普通の沸騰水型を改良した先端的な原発だ。

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