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【新聞に喝!】「シン・ゴジラ」がメディアに再認識させた日本人ならではのパワー 大阪大学教授・星野俊也

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【新聞に喝!】
「シン・ゴジラ」がメディアに再認識させた日本人ならではのパワー 大阪大学教授・星野俊也

自衛隊が総力を挙げてゴジラに向かう映画「シン・ゴジラ」(C)2016 TOHO CO.,LTD. 自衛隊が総力を挙げてゴジラに向かう映画「シン・ゴジラ」(C)2016 TOHO CO.,LTD.

 幼い日、いつのころからか学者になろうと考えていた。いまの自分の原点だが、それは夢中で見た特撮映画やテレビのウルトラシリーズと無縁ではなかったと思う。典型的な「20世紀少年」だったのだろう。高度成長期、特撮を駆使したSF作品で自衛隊の新兵器に目を奪われ、日本人科学者の英知が地球存亡の危機を救う場面に誇らしさを感じた。もちろん科学は万能ではない。ゴジラが核エネルギーの申し子であったことは、その二面性を象徴する。

 今夏公開の映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)には、日本人ならではのパワーについて、現代日本人に「気づき」をもたらす要素が凝縮されていたように思う。新聞各紙のコラムで取り上げられたのも、そのためだろう。

 いまの日本は豊かではあっても絶好調の時期は通り過ぎ、東日本大震災のような災害や厳しい国際政治環境と隣り合わせの不安がよぎる。未曽有の規模で進む少子化や超高齢化という課題もある。

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