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【主張】経済対策 「空ぶかし」にならないか

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【主張】
経済対策 「空ぶかし」にならないか

 アベノミクスのエンジンを最大にふかすという安倍晋三首相の約束を具体化する経済対策がまとまった。事業費は28・1兆円まで膨らんだ。

 日本経済は、消費税増税の再延期を判断せざるを得ない状況にあった。そこから抜け出す対策に力が入るのは道理としても、ここまで来ると大盤振る舞いの印象は否めない。

 脱デフレの遅れは明確なのに、政府は「道半ば」という言葉に置き換えてきた。民需主導の持続的成長へ、今度こそ確実につなげられるかの真価が問われる。厳しい財政を勘案すれば、官需に頼り続けることはできない。

 対策の中身をみると、「空ぶかし」にならないかという懸念を抱かざるを得ない。首相の意向で規模の拡大を図るあまり、成長に資する効果の吟味がなおざりになっていないか。

 1億総活躍社会の関連施策やインフラ整備、英国の欧州連合(EU)離脱問題への対策などが盛り込まれた。試算では、国内総生産(GDP)を1・3%押し上げる効果があるという。

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