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【論壇時評】8月号 文化部・磨井慎吾 英EU離脱、膨らむエリート不信

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 よもやあるまい、と思っていた事態が現実のものとなったとき、識者らがどんな反応を見せるのか。論壇誌を読む楽しみのひとつだろう。

 先月23日に実施された英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票では、大方の予想を裏切って離脱派が勝利した。月刊論壇誌の多くは毎月10日頃の発売で、校了日は月初めに設定されている。先月下旬に飛び込んできたこのニュースに対し、編集スケジュールとの兼ね合い上、あまり無理をせず1~2本の関連記事を入れる程度でとどめた雑誌が多かった中、唯一思い切った大展開に踏み切ったのが中央公論だ。

 同誌の巻頭特集「世界を蝕(むしば)むポピュリズムと排外主義」は、英EU離脱と米大統領選でのトランプ氏の共和党候補指名という2現象を並べ、タイトルに掲げた2つの共通項を軸に読み解く趣旨。おそらく、もともとメイン企画として準備していたトランプ特集の上に、英国民投票の結果を受けた緊急寄稿を重ねる形で“合わせ技一本”としたのだろう。

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