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【主張】舛添氏の辞職 人気投票の後任選び許されない お粗末な退任劇、厳しい信頼回復

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【主張】
舛添氏の辞職 人気投票の後任選び許されない お粗末な退任劇、厳しい信頼回復

本会議の最後に、深く一礼してから知事退任の挨拶をする舛添要一都知事=15日午後、東京都庁(松本健吾撮影) 本会議の最後に、深く一礼してから知事退任の挨拶をする舛添要一都知事=15日午後、東京都庁(松本健吾撮影)

 東京都の舛添要一知事が、政治資金をめぐる公私混同問題の責任をとる形で辞職願を提出した。決断は遅きに失したが、都政はこの問題をめぐって停滞していた。辞職は当然だろう。

 前任知事の猪瀬直樹氏も医療法人側から受け取った多額の現金についてあいまいな説明に終始し、任期途中で辞職した。2代続けてのお粗末な退任劇で、都政は深く傷ついている。再生の道程は極めて厳しい。

 2020年には東京五輪・パラリンピックを開催する首都の新しい顔を、今度こそ冷静に、厳格に選択しなくてはならない。

「課題」は山積している

 新知事にまず求められるのは、清新さである。3代続けて政治とカネの問題で都政をかき回すわけにはいかない。その上で、山積する課題を一つ一つ解決していく真の実務能力が問われる。

 舛添氏は抜群の知名度の高さが買われ、自民、公明の都政与党が「勝てる候補」として担ぎ、知事に就任した。そうした安易なやり方は、もう許されない。単なる人気投票の弊害は、十分に思い知ったはずだ。

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