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【主張】オバマ氏広島訪問 核の惨禍防ぐ決意示した

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【主張】
オバマ氏広島訪問 核の惨禍防ぐ決意示した

演説の後、被爆者の森重昭さんと抱擁を交わすオバマ米大統領=27日、広島市中区の平和記念公園(鳥越瑞絵撮影) 演説の後、被爆者の森重昭さんと抱擁を交わすオバマ米大統領=27日、広島市中区の平和記念公園(鳥越瑞絵撮影)

 日米が応酬する歴史認識問題のワナに陥らなかったのは、安倍首相が語ったように、日米は「信頼と友情」で結ばれた同盟関係にあるからだ。

 「核兵器なき世界」の理想を追求する上でも、強固な日米同盟は欠かせない。

 日本の周囲を見渡せば、核戦力増強に余念がない中国は日本へ核ミサイルを発射できる態勢にある。昨年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、合意文書案に各国指導者の被爆地訪問を要請するくだりがあったが、中国の反対で削除された。

 北朝鮮は核・弾道ミサイル開発を強行し、ロシアのプーチン大統領はクリミア併合の際、核兵器使用を準備していたと公言した。

 近隣諸国の核兵器は現実の脅威であり、米国が提供する「核の傘」の重要性が増しているのが実態である。

 核抑止を確保しつつ、核軍縮・不拡散に取り組む。困難な道であっても、オバマ氏の広島訪問を歩みを進める契機としたい。

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