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【主張】オバマ氏広島訪問 同盟強化の大きな一歩に

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【主張】
オバマ氏広島訪問 同盟強化の大きな一歩に

 核削減が進む世界で、中国には核兵器を増産しているとの指摘がある。北朝鮮は国際社会の制裁を無視して核実験を続け、先の朝鮮労働党大会では一方的に「責任ある核保有国」であると宣言した。東アジアの核環境は極めて危うい状況にある。

 反日を国民の求心力として活用する中国では、オバマ氏の広島訪問で日本の「戦争被害者」の立場が想起されることへの警戒感が強い。それは日米間にすきま風を期待する裏返しでもあろう。

 オバマ氏の広島訪問は周到に準備された。昨年8月、ケネディ駐日大使が平和記念式典に参列し、今年4月にはケリー国務長官が原爆ドームを訪問した。米国内には原爆投下が戦争終結を早めたと正当化する意見が根強く、世論の動向を慎重に見極めた上での決断だった。それならば、ぜひ、長崎も訪れてほしい。

 オバマ氏の核不拡散への決意と、日米同盟の強固さを、より明確に世界に示すことになる。

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