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【石平のChina Watch】着々と進む「中国包囲網」 焦る習近平政権、覇権国家の四面楚歌

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【石平のChina Watch】
着々と進む「中国包囲網」 焦る習近平政権、覇権国家の四面楚歌

G7外相会合で、岸田文雄外相(右)から贈られた時計を見る、ケリー米国務長官=11日、広島市(代表撮影) G7外相会合で、岸田文雄外相(右)から贈られた時計を見る、ケリー米国務長官=11日、広島市(代表撮影)

 今月11日、広島市で開かれた先進7カ国(G7)外相会合は、中国が進める南シナ海の軍事拠点化を念頭に、「現状を変更し、緊張を高め得るあらゆる威嚇的、威圧的、または挑発的な一方的行動に対し、強い反対を表明する」とする声明を発表した。

 名指しこそ避けたが、中国が取った行動を「威嚇的・威圧的・挑発的な一方的行動」だと厳しく批判した上で、7カ国の総意として「強い反対」を明確に表明した。それは、中国の暴走に対する世界主要国の未曽有の危機感の表れであると同時に、中国に対する国際社会の強い圧力にもなったはずだ。

 翌12日、中国外務省の陸慷報道官は、さっそく「強烈な不満」を表明した。13日には中国政府がG7メンバー国の在中国大使館幹部を呼び出して「中国側の立場を厳粛に説明した」ことを認めた。

 G7外相声明が「中国」という具体名を挙げたわけでもないから、中国政府には知らん顔して黙殺する対処法もあったはずだ。声明が批判する対象国に自らを当てはめて過剰反応したことは逆に、習近平政権が、かなり焦っていることの証拠である。

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