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【正論】突然浮上した女系女子条項 危うく「改正」を逃れた皇室典範 現代史家・秦郁彦

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【正論】
突然浮上した女系女子条項 危うく「改正」を逃れた皇室典範 現代史家・秦郁彦

現代史家の秦郁彦氏 現代史家の秦郁彦氏

 4月1日に女性活躍推進法という耳慣れぬ法律が発効したらしい。「女だって活躍したい」というポスターも見かけた。何にせよ女権の拡張、女子力の向上ぶりは目を見張るものがある。「男に追いつけ」から「男を追い越せ」の段階に入ったのかもしれない

圧力を増す「差別」撤廃運動

 しかし女性弁護士や非政府組織(NGO)の急進的フェミニスト運動家たちが満足する気配はない。法的・形式的差別がほぼ解消したので、彼らは標的を実質的差別の是正、例えば女性議員・大臣の比率、民法の夫婦同姓条項など、機会は均等に見えても結果的に格差が残っている分野へ移した。一方では「弱者」に入る女性の保護規定を強化せよ、とも主張する。

 さらに政府や裁判所を正面から攻めても、もはや見込み薄と判断してか、国連の人権部門、なかでも女子差別撤廃委員会(以後は撤廃委と略称)を通じ日本政府に圧力をかけ、呼応して国内でも押す迂回(うかい)戦術に訴えた。その成果は目覚ましいものがある。

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