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【産経抄】ジャッキー・チェン、メッシ、習近平主席の親族…お金持ちのヘブン(天国) 4月6日

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【産経抄】
ジャッキー・チェン、メッシ、習近平主席の親族…お金持ちのヘブン(天国) 4月6日

 毎年5月に上位100人の高額納税者が、国税庁から公表される。いわゆる「長者番付」が廃止されてから10年になる。昭和25年に始まった時は、第三者による脱税情報の通報が目的だった。その後は、高額納税者を顕彰する意味合いが強くなっていく。

 ▼高度成長期の長者といえば、なんといっても10回のトップを記録した松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏である。もっとも、いくら税金を納めても国の借金は減ることがない。堪忍袋の緒が切れた松下氏は、独自の「無税国家論」を唱える。

 ▼国家予算を使い切らずに毎年1割ずつ積み立てていけば、やがて無税どころか国民に収益を分配できるようになるというのだ。残念ながら実現には至らず、各国の財政事情は悪化するばかり。税金を逃れる技術だけが発達している。

 ▼世界中の富裕層や大企業から今、熱い視線を送られているのが、「タックスヘイブン」(租税回避地)である。法人税や所得税がゼロか極めて低く、情報開示に消極的な国や地域を指す。たとえばカリブ海の英領ケイマン諸島などに、会社を設立し、口座を保有する手続きを取れば、母国の税務当局の手が届かないというわけだ。

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