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【主張】北海道新幹線 世界に誇る「安全」つなげ

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【主張】
北海道新幹線 世界に誇る「安全」つなげ

 北海道新幹線が開業を迎える。新青森から新函館北斗まで約150キロを1時間で走る路線だ。東海道新幹線の開業から約半世紀を経て、北海道から九州までの日本列島が高速鉄道で結ばれる。

 観光客誘致への地元の期待は大きいが、東京から時間がかかり、函館中心部への乗り継ぎが必要となるなど課題も山積している。開業効果を最大限発揮できるよう、地元の創意工夫が問われるのはこれからだ。

 何よりも重要なのは、安全運行の徹底である。JR北海道は、JR各社がこれまで築いてきた「新幹線の死亡事故ゼロ」を今後も継続しなければならない。それはナショナルブランドでもある「新幹線」を運行する企業としての重い責務である。

 北海道新幹線は、旧国鉄時代の昭和48(1973)年に九州や北陸などと並んで計画が決まった整備新幹線である。平成42(2030)年度に札幌まで延伸予定だ。暫定開業という事情もあり、想定乗車率は26%で、当面は年50億円規模の赤字が予想されている。

 東京-新函館北斗間は4時間余かかる。空路よりも鉄道が優位に立つ分岐点とされる「4時間の壁」を突破できなかった。羽田空港から函館中心部に近い函館空港までは航空機で1時間半だ。

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