産経ニュース

【主張】春闘一斉回答 脱デフレへ賃上げ続けよ

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
春闘一斉回答 脱デフレへ賃上げ続けよ

 安倍晋三政権はこの3年、経営側にベアを中心とした賃上げを求め、「官製春闘」とも呼ばれた。ただ賃金交渉は、個別企業の経営実態を反映し、労使で決めるものだ。政府が主導する賃上げには、おのずと限界がある。

 だがこれで、官民がそろってデフレ脱却を目指す機運をしぼませてはならない。

 今春闘では日銀のマイナス金利の導入に伴い、メガバンクの労組がベア要求を見送るなどの動きもあった。政府・日銀が足並みをそろえ、企業の収益増に結びつくような事業環境の整備に取り組むことが極めて重要だ。

 一方、自動車大手などで非正規社員の日給を引き上げる取り組みがみられたのは前進といえる。

 日本の正社員と非正規社員の賃金格差は、欧州より大きい。

 国内の非正規社員は、働く人全体の4割近くを占める。そうした人たちの積極的な活用も脱デフレや人手不足解消には欠かせない。正社員への登用などを含め、待遇改善を進める必要がある。

「ニュース」のランキング