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【産経抄】宮間選手は不安を訴え…女子サッカーブームと文化 3月9日

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【産経抄】
宮間選手は不安を訴え…女子サッカーブームと文化 3月9日

 江戸時代の俳人といえば、松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶の3人の名前がまず挙がる。俳句の門外漢の小欄には、女性俳人といえば加賀の千代女しか思い浮かばない。

 ▼ところが詩人の別所真紀子さんによると、17世紀末から19世紀にかけて、全国各地に多数の女性俳諧師が存在していた。元禄13(1700)年に、日本の文芸史上初の女性撰集(せんしゅう)を出版したのは、小さな八幡宮宮司の妻である。

 ▼その時代に、一般庶民の女性の多くが創作に打ち込み、出版物を発行するという文化は、世界のどの国にも類をみないものだ。もちろん、今日の女性俳句の隆盛につながっている(『江戸おんな歳時記』幻戯書房)。

 ▼サッカー女子の日本代表が、リオデジャネイロ五輪出場を逃した。ワールドカップ(W杯)の優勝と準優勝、ロンドン五輪の銀メダル獲得の感動が忘れられないファンにとっては、信じられない結果である。確かに、アジアのレベルは上がっている。チームの世代交代が進まないなか、昨年末に現役引退した澤穂希さんの抜けた穴はあまりにも大きかった。

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