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【風を読む】銃と文化と憲法と 論説副委員長・別府育郎

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【風を読む】
銃と文化と憲法と 論説副委員長・別府育郎

 米国の銃規制をモチーフとした小説に、服部真澄さんの「KATANAプロジェクト」がある。書名は豊臣秀吉の「刀狩り」に由来する。

 日本にも、帯刀の文化があった。だが今、刀を差して町を歩く人はいない。秀吉の刀狩り令、江戸時代の名字帯刀、明治政府の廃刀令、大戦後の銃砲等所持禁止令などの歴史を経て、現在に至る。特に明治期の廃刀令に際しては、士族の強い反発があったとされる。

 合衆国憲法修正第2条の成立は1791年だ。200年以上前の条文にしばられている現状を、おかしいとは思わないか。憲法が時代に合わなければ、これを改めるに躊躇(ちゅうちょ)すべきではない。文化も憲法も、全て不変のものではあり得ない。それは日本の憲法も同様だ。

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