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【産経抄】どんな野心があるにせよ、金正恩第1書記の末路は詰んでいる 2月14日

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【産経抄】
どんな野心があるにせよ、金正恩第1書記の末路は詰んでいる 2月14日

平壌市内の「万寿台の丘」に立つ故金日成主席と故金正日総書記の銅像(共同) 平壌市内の「万寿台の丘」に立つ故金日成主席と故金正日総書記の銅像(共同)

 〈へぼ将棋王より飛車をかわいがり〉と古川柳にある。飛車は盤面の縦横ににらみが利く。使い勝手がよい-と重宝するあまり、肝心の王将が丸裸になっていた。道理をわきまえぬ素人考えを、蔑(さげす)んだ一句である。

 ▼民の守りを放置し、武威を頼んで核・ミサイルの開発に寄りかかる。砲口を国際社会に向ける北朝鮮にはどの道、締め付けが必要だった。拉致問題は「特別調査委員会」を設置した一昨年7月から進展がない。この一事だけでも、日本の独自制裁には裏打ちがある。

 ▼「行動対行動」「対話と圧力」の原則を淡々と守った日本の指し手は、痛いところを突いたと見える。制裁を強めたことへの対抗措置として、北は拉致問題の特別調査委を解体するという。将棋は手詰まり、いっそのこと盤面を崩してしまえという素人考えに近い。

 ▼北は拉致被害者の情報を管理していよう。はなから調査は必要なかった。今回のご破算も、体裁を繕う口実だろう。兵器の開発が進む裏で、国力は衰運をたどっている。拉致被害者や自国民の苦悩を顧みない独善の愚かさを、国際社会は制裁で知らしめるほかない。

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