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【一筆多論】宮崎謙介氏はなぜ国会議員を目指したのか? 松本浩史

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 なぜ国会議員を目指したのか。そこには、かくあるべしと心に抱く理念なり政策なりを実現する覚悟があってよい。だが、残念なことに、これほど希薄になったのかと気をもむのである。

 自民党の宮崎謙介衆院議員が、週刊文春で報じられた女性タレントとの不倫疑惑に関し、事実関係を認め、議員辞職する意向を表明した。

 宮崎氏は、結婚した同僚の女性議員が分娩(ぶんべん)で入院しているのに、件(くだん)のタレントを選挙区の自宅に招き逢瀬(おうせ)を楽しんでいたそうだ。出産にあわせ、育児休暇の取得を検討するとし、その賛否定まらぬものの、「イクメン議員」として時の人になった国会議員である。

 辞職会見では、「自分が主張したことと、軽率な行動のつじつまがあわないことを深く反省する」と神妙に語った。だが意地悪な見方をすれば、はなはだしい言行不一致には、こんな神妙さも、せりふもその場しのぎの演技と映る。

 「政治家が小粒になった」「劣化が激しい」…。最近の国会議員を評し、異口同音の見立てをよく耳にする。その遠因について、党の支持率が高ければ当選しやすい現行選挙制度に求める説もあるが、それだけではないだろう。

 多くの国会議員にとって、倫理観の低落、矜持(きょうじ)の減退なんて無縁のことと信じたい。だが、そうではない残念な向きが一握り、在籍している感も否めない。

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