産経ニュース

【産経抄】テニス界の「黒い霧」疑惑 1月20日

ニュース コラム

記事詳細

更新

【産経抄】
テニス界の「黒い霧」疑惑 1月20日

 ▼衝撃的なのは、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)の告白だ。2007年のツアー大会で、金銭と引き換えに1回戦での敗退を求められ、断ったというのだ。折しも、日本野球機構のプロ野球新人研修会で披露された、元近鉄の名投手、鈴木啓示さんの経験談が話題になったばかりだ。昭和44年の「黒い霧事件」の際、暴力団関係者から、「試合で手心を加えてくれ」と依頼され断った。すると「野球できない体にしてやろうか」とすごまれた。

 ▼個人競技のテニスは、団体競技に比べて八百長を仕組みやすい、との指摘もある。開催中の全豪オープンでも、「黒い霧」疑惑の話題で持ちきりのようだ。

 ▼『ウィンブルドン』で、犯人の人質となった女子選手が「何のためにテニスやるんだ」と聞かれて、こう答える。「私自身の喜びよ。それから、人々の楽しみのためよ」。錦織圭選手をはじめ、ほとんどの選手は同じ気持ちのはずなのだが。

「ニュース」のランキング