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【主張】NHK不祥事 公共性への意識が足りぬ

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【主張】
NHK不祥事 公共性への意識が足りぬ

 看板番組「クローズアップ現代」の問題では昨年、「過剰な演出や視聴者に誤解を与える編集が行われた」としながら、やらせを認めなかった。視聴者の一層の不信を招くものでしかなかろう。

 籾井勝人会長には、責任が極めて重いことを改めて自覚してもらいたい。

 2年前、元商社マンの籾井氏が起用されたのは、内部昇格では困難な改革を、外部の人材によって断行するためである。それが空回りしていないか。

 子会社の約350億円の土地取引をめぐり、籾井氏ら執行部が経営委員会に情報を伝えていなかったことも、お粗末にすぎる。

 組織上は経営委がNHKの最高意思決定機関だが、そのメンバーは外部有識者だ。執行部との信頼関係と緊密な連携が欠かせないことは言うまでもない。

 視聴者、国民の理解と信頼を得られるよう透明性ある運営にあたってもらいたい。NHK改革はいまだ途上である。

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