産経ニュース

【リーダーを培う信念】多様性受け入れる柔軟さを サッポロホールディングス社長兼グループCEO・上條努氏

ニュース コラム

記事詳細

更新

【リーダーを培う信念】
多様性受け入れる柔軟さを サッポロホールディングス社長兼グループCEO・上條努氏

サッポロホールディングス社長兼グループCEO 上條努氏

 サッポロホールディングスの傘下には5つの事業会社があります。国内酒類事業を行うサッポロビール、国際事業を展開するサッポロインターナショナル、食品・飲料事業のポッカサッポロフード&ビバレッジ、外食事業のサッポロライオン、そして不動産事業のサッポロ不動産開発です。

 サッポログループの原点は明治9年に設立された北海道開拓使麦酒醸造所です。そこから数えて140周年の節目となる平成28年を目標として、私たちは19年から「新経営構想」を掲げ、グループ戦略を展開してきました。

 その柱は「グループシナジーの拡大」「国際展開の推進」「戦略的提携の実現」「高付加価値商品サービスの創造」の4本ですが、特に国際展開の加速ぶりは目覚ましく、26年は売り上げの約2割を海外事業が占めています。

 サッポロインターナショナルが展開する海外事業は、大きくアメリカ、カナダを中心とする北米エリアと、ベトナムを中心とする東南アジアエリアとに分けられますが、ここでは私たちがなぜベトナムに注力するかについて触れておきたいと思います。

 実はベトナムは“圧倒的な”ビール消費国なのです。26年の日本のビール消費量は550万キロリットルで世界第7位。対してベトナムは390万キロリットルで世界第10位ですが、対前年増加率を見ると、日本はマイナス1・1%なのに対してベトナムはプラス9%。しかも日本は少子高齢化が急速に進んでいるのに、ベトナム国民の平均年齢は28歳で人口は増加傾向。経済も順調に伸びている。32年のビール消費量は日本を超える規模に達すると予想されています。

「ニュース」のランキング