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【産経抄】朴大統領が守り続けた解しがたい沈黙 12月18日

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【産経抄】
朴大統領が守り続けた解しがたい沈黙 12月18日

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名前の「槿(むくげ)」は、国の花である無窮花(ムグンファ)を表している。「恵」は、善良な女(ひと)、賢いという意味だ。父の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領と母の陸英修(ユク・ヨンス)さんは、3日間も頭をひねり、字典をあさって、2文字を選んだという。太陽の恵みを受けて、美しく咲いてほしいとの、願いが込められている(『朴槿恵の挑戦』李相哲(り・そうてつ)著)。

 ▼素晴らしい名前とは裏腹に、彼女の人生は過酷なものとなった。22歳の時、母は在日韓国人の銃撃を受けて亡くなった。5年後には、父も側近の銃弾によって、非業の死を遂げる。

 ▼2006年5月には、政治家になっていた本人も狙われている。ソウル市長候補の応援演説を行う直前、何者かに右耳の下をカッターナイフで切りつけられた。傷口があと1センチでも長く伸びていたら、命を落とすところだったという。

 ▼その朴大統領の名誉をコラム記事で傷つけたとして起訴された、小紙の加藤達也前ソウル支局長(49)に対して、ソウル中央地裁は昨日、無罪を言い渡した。当然の判決である。

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