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【主張】夫婦同姓「合憲」という最高裁判断は妥当 家族の意義と「絆」守った

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【主張】
夫婦同姓「合憲」という最高裁判断は妥当 家族の意義と「絆」守った

 夫婦が同じ姓を名乗る民法の規定について最高裁大法廷は合憲とする初判断を示した。

 現行制度は、日本の伝統的な家族観に沿うもので社会に広く受け入れられている。夫婦が責任を共有して子供を育てていく家族の一体感につながる。それを崩す必要はない。最高裁の判断は妥当である。

 最高裁は、夫婦が同一姓にすることは社会に定着し「家族の呼称として意義がある」と認め、「強制」などとする見方を否定した。また姓を変えることの不利益は旧姓の通称使用が広まることで「緩和され得る」とした。

 夫婦同姓は、けっして男女差別を助長したり、個人の人格を傷付けたりするような制度ではないことも明確にされた。

 最高裁は「この種の制度のあり方は、国会で論ぜられ、判断されるべき事柄」とも指摘した。当然、伝統や社会の状況を踏まえて慎重に行うべきだ。

 平成8年に法制審議会が、夫婦で同じにするか、旧姓をそれぞれ名乗るかの選択的夫婦別姓の導入を答申し20年近くがたっている。法改正されなかったのは、問題を放置したというより、十分な合意が得られないからだ。

 産経新聞とFNNの最近の世論調査では選択的夫婦別姓に賛成51%、反対42%と賛否が分かれ、自分は別姓を「希望しない」という人が8割と圧倒的に多い。

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