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【主張】「パリ協定」採択 日本の知と技術で魂を 実効的な運用が成否の鍵だ

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【主張】
「パリ協定」採択 日本の知と技術で魂を 実効的な運用が成否の鍵だ

 地球温暖化防止を目指し、世界の国々が二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの排出を減らしていくための目標や道筋などを取りまとめた「パリ協定」が採択された。

 国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に集った196カ国・地域の代表による討議と数年来のCOPの積み上げによる歴史的合意への到達だ。

 京都議定書の採択から18年ぶりの国際枠組みの誕生である。先進国と途上国の立場の差を乗り越え、すべての国が温室効果ガスの削減に取り組む体制を築いたことが大きな前進だ。

必要高まる原発再稼働

 地球を守る仕組みはできた。実効的な運用で、破局的な気温上昇を回避したい。

 パリ協定は、2020年以降、現行の京都議定書に代わって世界のCO2削減に生かされる。

 京都議定書の下で、途上国は最大排出国の中国を含めて削減義務を負っていない。米国も離脱しており、一部の先進国のみによる限定的な削減となっていた。

 加えて、途上国からの排出が世界の6割まで急増し、効果は著しく低下していた。

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