産経ニュース

【産経抄】立派すぎる名前を持つ男の信じがたい所業 12月8日

ニュース コラム

記事詳細

更新

【産経抄】
立派すぎる名前を持つ男の信じがたい所業 12月8日

 アメリカ文化に貢献したとして、日本人で初めてケネディ・センター名誉賞を受賞した、指揮者の小澤征爾さんは、旧満州の奉天に生まれた。父親が、親交のあった当時の関東軍の参謀、板垣征四郎と石原莞爾から、1字ずつもらって名付けたエピソードはよく知られている。

 ▼これほど由来の分かりやすい名前は、最近では珍しい。読み方の見当がつかないような名前も、目立つようになった。女子のランキングトップ10から、「子」のつく名前が消えたのが、昭和61(1986)年である。

 ▼文化人類学者の小林康正さんによると、この頃から「個性的な名前」のブームが広がっていく。平成15年には、アイドルグループ「SMAP」が、「世界に一つだけの花」を歌って、大ヒットする。人は生まれながらにして「オンリーワン」の存在、とのメッセージが、名付けの動向にも影響を与えたらしい(『名づけの世相史』風響社)。

「ニュース」のランキング