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【産経抄】波紋よぶ「流行語大賞」審査委員長呼びかけ集会に使われた「アベ政治を許さない」は流行したといえるのか 12月3日

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【産経抄】
波紋よぶ「流行語大賞」審査委員長呼びかけ集会に使われた「アベ政治を許さない」は流行したといえるのか 12月3日

 「アベ政治を許さない」。「2015ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに選ばれたこの言葉、果たして、今年流行したといえるのか。候補の50語には、「自民党、感じ悪いよね」も入っている。

 ▼どちらも、安全保障関連法案の国会審議で、議事進行を妨害する民主党議員が掲げるプラカードに書かれていた。「今年はエンターテインメントが弱く、関心が政治と政局に向いた」。主催する「現代用語の基礎知識」の編集長は“弁解”するが、あやしいものだ。

 ▼そもそも「アベ政治を許さない」は、審査委員長を務めるジャーナリストの鳥越俊太郎さんが、全国で開催を呼びかけた集会の横断幕などにあったスローガンである。昨年の年間大賞は、「集団的自衛権」と「ダメよ~ダメダメ」だった。続けて読めば、メッセージは明らかだ。一昨年の候補の50語には、「アベノミクス」とともに、これを揶揄(やゆ)する「アホノミクス」が入っていた。

 ▼政権批判が「入賞の条件」ならば、もっとパンチの効いた言葉があった。「お前は人間じゃない!たたき斬ってやる!」。国会議事堂前の抗議集会で、山口二郎法政大教授が首相に浴びせた罵声である。品格に欠けるのが、難点だが。

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