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【産経抄】朴槿恵大統領の「告げ口外交」のお手本は… 11月23日

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【産経抄】
朴槿恵大統領の「告げ口外交」のお手本は… 11月23日

 昨日の未明、87歳で亡くなった金泳三(キム・ヨンサム)元韓国大統領は、日本統治時代に小中学校生活を送っている。従って、日本語が流暢(りゅうちょう)だった。大統領時代、日本人記者との会見では、通訳に間違いを指摘していたほどだ。

 ▼皮肉なことに、その大統領の5年間にわたる政権下で、日韓関係は最悪の状態に陥った。1993年に大統領に就任すると、すぐに国立博物館として使われてきた、旧朝鮮総督府の建物の撤去を決めた。日本支配時代の象徴的な存在だというのだ。

 ▼ソウルで中国の江沢民国家主席と会談した際には、日本の「歴史認識」を取り上げ、こう言い放った。「今度こそポルジャンモリ(ふざけた性根)を直してやる」。朴槿恵(パク・クネ)大統領が、外遊先で日本批判を繰り返す「告げ口外交」のヒントになったのかもしれない。竹島(韓国名・独島)に、日本の反発を無視して埠頭(ふとう)の建設を強行したのも元大統領だった。

 ▼もっとも、日本が嫌いだったわけではないらしい。NHKの衛星放送を好み、政界引退後は、日本の病院で前立腺の手術を受け、早大で教壇にも立った。野党生活が長かった元大統領にとって、何より頼りになるのは世論である。失政をカバーして、政権を安定させるために、国民が何より喜ぶ反日路線を進むしかなかったのだろう。

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