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【iRONNA発】日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

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【iRONNA発】
日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

共同記者発表する(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=2015年11月1日、ソウルの青瓦台(代表撮影・共同)

 ここで対韓外交、新3原則を提唱したい。

 その1。日韓関係はあわてて何かをするのは控えるのがよろしい。日本から喧嘩もふっかけない。沈黙して日本が正しいと思う道をゆく。粛々と国務大臣は靖国参拝を続ける。アジア金融危機になればドルを融通することはしない。中韓のスワップ協定は韓国のドル枯渇には助けにならない。中国が韓国に供与するのは人民元だから。それでも日本は静観する。友人を助けないというのではない。将来の致命的な日韓摩擦を防止するためだ。金融危機のときに日本が軽々に緊急支援をしたらどうなるか。後に「韓国経済を牛耳るために韓国経済の苦境に乗じて韓国にドルを貸した」と韓国の歴史家が記述するだろう。そのような誤解は防止したい。戦後の日本はカネを出しすぎた。謝りすぎた。談話を出しすぎたのである。

 その2。優先順位の上位にある国家との関係改善を優先する。モンゴル、中央アジア、ベトナム、インド、フィリッピン、米国、豪州との関係強化はいうまでもない。日米豪の防衛協力網にインドを加えた同盟関係を構築する。話せる相手から順に話をするのはあたりまえではないか。政府開発援助をたくさん受け取ったあと、日本の新幹線関連の資料を受け取って中国の高速鉄道導入を決めたインドネシアとの関係はどうなるのか不明だ。

 その3。「強すぎる」日本を創造する。韓国が中国と良い関係を構築できたのは、中国が強すぎるからだった。日本が強いときは、日韓関係は良かった。弱くなったと判断した韓国の大統領は竹島に上陸した。安倍政権になり、経済に復調の兆しがでてきた。安倍政権があと3年は続きそうだ。国際社会は日本の主張に耳を傾けるようになった。米国は日本との防衛協力を重視している。日本が復調してきたとき、韓国は日韓首脳会談の開催に前向きになっている。安保法制が成立してから日中では高官レベルの往来が復活している。「強い日本」が日中、日韓関係の改善に貢献している。「強すぎる日本」が日韓、日中関係改善を加速するだろう。そのとき日朝関係に動きがでてきて拉致問題解決のシナリオが見えてくる。

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