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【iRONNA発】日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

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【iRONNA発】
日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

共同記者発表する(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=2015年11月1日、ソウルの青瓦台(代表撮影・共同)

 いま、朴槿恵大統領の政策の目玉は、朝鮮半島から欧州を陸路で結んで交流を促進するというユーラシアイニシァチブ構想である。中国と韓国では中国の習近平主席の一帯一路構想は、相互に補完しあう構想であるという分析が活発だ。東西を結ぶという壮大な計画であり、大陸地域の相互協力を進めることで、韓国にとっては北の方向に視界が開けてくる。韓国の中国への傾斜は、米国が「心配だ」と忠告しても止まるものではない。実は、韓国が主導権をとって韓国から鉄道列車を走らせて北朝鮮内を通過して欧州に到達するという夢が実現することになれば、朝鮮半島の南半分に位置して閉塞状態であった韓国にとり歴史上、初めてのことになる。日本との友好関係を回復して、中国に嫌われるなどという選択をするときは、韓国の政策立案者の発想にコペルニクス的大転回が起きるときだろう。

国交断絶よりも対韓外交の3原則を

 もう韓国とは国交断絶せよと説く人々がいるが反対だ。19世紀以降、日本は朝鮮半島の経済建設を支援してきた。1965年、統治時代に朝鮮半島に残した日本の財産の返還をあきらめて、韓国に対する請求権を放棄した。そうすることにより日韓の懸案事項が解決するという約束が日韓基本条約と協定だった。これで日韓関係は未来志向になると日本人は思った。これが日本人の良さであり、お人好しなところだった。国交断絶は、日本人の良さを自己否定するものだ。誠意と思いやりと自己規制をもとに戦後外交防衛政策をしてきたので、国際社会から認められているのが日本だ。日本が選択した戦後の選択を将来、韓国人が心の隅に置いてくれる日がやってくるかもしれない。

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