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【iRONNA発】日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

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【iRONNA発】
日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

共同記者発表する(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=2015年11月1日、ソウルの青瓦台(代表撮影・共同)

 北朝鮮は抗日パルチザン運動の経験を建国の基礎としたと朝鮮民主主義人民共和国憲法の序文には書いてある。韓国は3・1運動という独立運動が阻止されたことが建国の基礎になっているが、北朝鮮は「日本に勝った」という勝ち組の気分で建国した。そのため意外と北朝鮮は「日本に対して一度は勝ちたい」とは言わない。むしろ、北朝鮮の人々のなかには、経済発展をする直前の朴正煕時代の韓国のように、日本の技術、資本、投資に期待するような「日本歓迎論」が底流にある。昨年10月訪問した北朝鮮の羅先市の経済交流担当者は、「日本の資本進出を歓迎します」と語った。

 まだ日本には一度も勝ったことがない韓国はどうしても日本に勝たねばならない。サッカー試合では他の国に負けてもよいが日本には負けてはならない。ノーベル賞を日本人が受賞するなどは、韓国にとっては国を揺るがす大事件になる。朴槿恵大統領が安倍首相に譲歩することができないことを理解するためには、大韓民国の建国の背景にまで遡る必要がある。慰安婦問題、教科書問題、靖国参拝問題、竹島問題では韓国は譲れない。最近の韓国人は「対馬奪還の時期がきた」と語り始めた。

 9月3日、国民党と戦った共産党が率いる中国が、なぜか日本に対する勝利を祝う抗日戦争勝利70年行事を挙行した。戦勝国としての地位を追求してきた韓国の朴槿恵大統領が9月3日、天安門の壇上に立つのは韓国にとって当然のことだった。

 第三に、進出してくる列強に翻弄されてきた韓国は、国際政治の力学を読む力が優れている。中国、ロシア、日本、米国の間で国益を考えてきた韓国の苦難の歴史は、韓国人の現実的な国際政治感覚を磨いてきた。

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