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【iRONNA発】日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

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【iRONNA発】
日韓和解は幻想だ 「強すぎる日本」を構築せよ 武貞秀士(拓殖大学大学院特任教授)

共同記者発表する(左から)安倍首相、韓国の朴槿恵大統領、中国の李克強首相=2015年11月1日、ソウルの青瓦台(代表撮影・共同)

日韓和解が困難な3つの理由

 しかし、日本国が韓国と協議をしたら理解しあえるというのは幻想にすぎない。韓国の日本叩きは韓国の深いところから出ているからだ。3つを指摘しよう。

 第一に、中国大陸で起こった儒教文化は朝鮮半島で熟成され、日本にハンパな形で伝わったと韓国人は思っている。明治以降、自然科学、社会科学、人文科学の熟語の多くが日本で造語されて、朝鮮半島に伝わったことなどは、普通の韓国人は知らない。知ったところで「儒教文化の弟子である日本人が兄貴の韓国に伝えた、ささやかな御礼」としか思っていない。それよりも儒教文化の「弟子」が「先輩」の韓国を35年間支配したことが許せないのである。

 第二に、韓国には決定的な建国の秘密がある。1919年、独立を求める集会、3・1運動が阻止されて、上海に逃れた人々が上海に大韓民国臨時政府を創ったが、国際社会では政府として認定されていない。国家とは軍隊と外交権がなければ国家ではないからだ。しかし、韓国では正統の政府がこの臨時政府である。だから日本が朝鮮半島の間に航路を開拓し、朝鮮半島鉄道を引き、水豊ダムを作り、茂山鉄鉱山ほかの鉱山を開発したという史実は韓国の歴史のなかで、大韓民国臨時韓国の管轄する地域以外でのできごとでしかない。だから1948年8月15日、韓国は建国したとき、3・1運動の精神を建国の基礎とすると憲法に書いた。サンフランシスコ講和条約へ戦勝国としての参加を打診した韓国は、その後一貫して日本に対する戦争に勝利したという証を求めて外交活動をしてきた。大韓帝国から上海大韓民国臨時政府、そして、大韓民国建国という流れを国際社会で認定してもらう戦いはいまも続く。

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