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【産経抄】世のため人のためとしゃしゃり出て…鳩山、村山元首相に共通する強烈な自負心 11月7日

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【産経抄】
世のため人のためとしゃしゃり出て…鳩山、村山元首相に共通する強烈な自負心 11月7日

 江戸城無血開城の立役者である勝海舟は明治維新後、「国家のためだ」と言って身を退こうとしない政府の役人に、こう忠告した。「それはみな自負心だ。うぬぼれだ。うぬぼれを除(の)ければ、国家のために尽くすという正味のところは少しもないのだ」(『氷川清話』)。

 ▼国会議員引退後も、世のため人のためとばかりにしゃしゃり出て、かえって国益を害しかねない不規則発言を繰り返す元首相らが目につく。鳩山由紀夫、村山富市の両氏はその筆頭格だろう。外国に飛んでは日本の現状を難じ、世界に誤解をまき散らしている。

 ▼鳩山氏は5日、韓国のソウル大で講演し、戦後70年の安倍晋三首相談話をくさし、「日本全体が右傾化している」などと訴えて聴衆の拍手喝采を受けた。やはり訪韓したばかりの村山氏も同日、東京都内でのシンポジウムで安倍談話を批判し、「村山談話は20年間、日本の重しになっていた」と自賛した。

 ▼勝は「気運というものは、実に恐るべきものだ」とも述べている。勝に言わせると、西郷隆盛も大久保利通も驚くほどの人物ではなかったが、「王政維新という気運に乗じてきた」ため、閉口したという。鳩山氏も村山氏も、時代の気運が味方しなければ首相の地位に就いてはいまい。

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