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【環球異見】英中首脳は「黄金時代」自賛するが…欧米メディアは辛辣「後悔することになる…」

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【環球異見】
英中首脳は「黄金時代」自賛するが…欧米メディアは辛辣「後悔することになる…」

 同紙は21日の電子版でも、中国製原発の建設を認めたのは「最も無謀な契約のひとつだ」とするコラム記事を掲載。

 20日付のタイムズ紙(電子版)もコラムで「中国依存を後悔することになるだろう」と政府を批判した。

 一方、18日付の経済紙フィナンシャル・タイムズ(同)は、社説で「善意のギャンブルは正当化される」と訴え、習氏を歓迎する英政府の戦略は正しいとの主張を展開した。(ロンドン 内藤泰朗)

人権問題へ圧力を

□ニューズウィーク(米国) 

 米誌ニューズウィーク(電子版)は21日、対中関係で経済偏重の姿勢を見せる英政府に警鐘を鳴らすアジア問題専門家のエリザベス・エコノミー氏の寄稿を掲載した。

 同氏は「中国との間で貿易と投資を欲しない国はない」としながらも、オズボーン英財務相がことさら経済面で中国との関係構築に熱心であることに関して、「英国内外の評論家たちは面食らっている」と指摘。また、英国が欧州連合(EU)域内で中国の最大の投資対象であることなどを挙げながら、「(財務相が訪英中国代表団との間で)経済問題に焦点を当てた結果、(中国の)人権問題は英政府の優先議題にならないばかりか、議題にすら上っていない」と嘆いた。

 エコノミー氏は、チャールズ英皇太子がチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世への支持を表明する一方、キャメロン英首相がダライ・ラマとの接触を約2年間拒絶し、オズボーン財務相も劣悪な人権状況下にある新疆ウイグル自治区を9月に訪れながら人権問題に言及しなかったことにも失望感を見せている。

 さらに中国との関係深化により「安全保障上の懸念も出てくる」と述べ、「英国が西側で一番の中国の友人」になるのなら、「伝統的な同盟国(米国)」との軍事関係はどうなるのかと疑問を呈す。また、アジア太平洋地域の安全保障を議論する際、「英国は中国の代弁者になるのか」とも述べた。

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