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【長州正論懇話会詳報】「交戦権を認めずに国家主権を維持できるのか」憲法9条に驚こう! 長谷川三千子氏

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【長州正論懇話会詳報】
「交戦権を認めずに国家主権を維持できるのか」憲法9条に驚こう! 長谷川三千子氏

長州「正論」懇話会で講演する長谷川三千子埼玉大学名誉教授=16日午後、山口県下関市(岡本義彦撮影)

 長州「正論」懇話会の第10回講演会が16日、下関市市民会館で行われ、埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏が「九条を読もう!」と題して講演した。講演の全容は以下の通り。

 皆さん、こんばんは。

 (9月19日未明に)安全保障関連法が成立する課程で、いろいろなトンチンカンやゴタゴタがありました。憲法の根本的な欠陥が、目に見える形で浮かびあがりました。

 そのゴタゴタの最中、今から1カ月ほど前に、参議院議員会館に、ベトナムから、法律専門の若い先生と元オランダ大使が訪れていました。

 彼ら2人は熱弁を振るって、ベトナムがいかに中国の脅威にさらされているか、その脅威をはねのけるために、いかに日本人に期待しているか-

 もちろん日本も、国際ルールを守ろうとしない国家に対して「きちんと守れ」と声をあげる役割を果たしたい。そうするための第一歩が今回の法案作りですね。

 その2人に、日本国憲法を説明すると、「こんなとんでもない条文があるのか」と2人は、口をあんぐりあけていました。

 9条2項の《陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない》という条文に日本人は慣れっこになってピンと来ないんです。

 近代以降、国際法が定まり、すべての国は、それぞれの独立を守る権利を持っています。

 大国といえども、小国を簡単に蹂躙することはできません。どんな国でも国家主権を保持するために、相応の戦力を保持しなければならない。

 安保法案反対派は、海外には、常備軍を持たない国があると主張します。ですが、そうした国でも、侵略されたら国民は国防のために立ち上がらないといけないと、憲法には定められているんです。

 戦争は有り体にいうと、殺し合いです。国際社会は野生のおきてを意味しています。

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