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【産経抄】坊主憎けりゃ… 9月26日

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【産経抄】
坊主憎けりゃ… 9月26日

 坊主(ぼうず)憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎いではあるまいが、安全保障関連法の成立に前後して異なものを見た。それまで「民意」を錦の御旗(みはた)と掲げて連呼し、デモを礼賛してきた一部の新聞が、安倍政権を支持した有権者に矛先を向けていたのである。

 ▼「この有権者たちは、政治を自分のこととして考えたことがあるのだろうか。猛烈に腹が立つ」。毎日新聞19日付夕刊では、作家の高村薫さんがこう激高していた。真摯(しんし)に政治に思いをはせ、平和を願うからこそ安倍政権を支持してきた有権者は当惑するしかない。

 ▼かたや、朝日新聞20日付朝刊の1面コラムは疑問を投げかける。「有権者に問いたい。(昨年12月の衆院選は)熟慮の末の投票・棄権だったのだろうか」。まるで、熟慮していれば安倍政権側には投票しないと言わんばかりである。

 ▼平成24年の衆院選、25年の参院選、26年の衆院選と3回の国政選挙の投票行動で示されてきた民意は、彼らにとっては叱責の対象か何かの間違いにすぎず、尊重すべきものではないらしい。とどのつまり、自分たちと立場が異なる民意は認めるつもりがないのか。

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