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【正論】北の体制に近づく韓国の危うさ 筑波大学大学院教授・古田博司

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【正論】
北の体制に近づく韓国の危うさ 筑波大学大学院教授・古田博司

 朴槿恵大統領は、韓国の世上、「不通公主(プルトンコンジュ)」(耳塞(ふさ)ぎ姫)といわれるそうである。俗にいう垂廉政治(女帝が臣下との対面を避け、御簾(みす)を垂らし執政する)である。「卿(キョン)」(臣下たち)の日々のイガンジル(告げ口)やヌンチ(ゴマすり)を避けたいという気分もあろうが、臣下たちに身を曝すほど内情が北に筒抜けになることを恐れているとすれば、それは正しい選択だといえる。

 朴槿恵政権は2017年末の大統領選挙をもって任期が終わる。彼女の後を狙う野党内には有能な政治家が待機している。ほぼ従北勢力か、北朝鮮シンパである。選挙が民主的に機能さえすれば、南北関係は再び金大中・盧武鉉政権が北の国家予算分を援助したあの左翼全盛時代に戻るだろう。

 《抗日記念行事出席の意味》

 南北統一構想には北朝鮮の故金日成主席が、1980年10月の朝鮮労働党第6次大会において提唱したものがある。一民族・一国家・二制度・二政府の下で連邦制による統一を主張した。これを「高麗民主連邦共和国」構想という。

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