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【野口健の直球&曲球】戦後70年「真の自立」考えるいい機会 

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【野口健の直球&曲球】
戦後70年「真の自立」考えるいい機会 

 戦争は誰しも嫌だ。僕が戦争を感じるのは遺骨収集活動のとき。沖縄であの真っ暗闇の防空壕(ごう)の中、ヘッドランプの光を頼りに土砂を掘り続けているときに天井を見ると真っ黒に焦げている。米軍が使用した火炎放射器によって多くの人々が生きたまま焼き殺されたのだ。僕はこの活動を行う度に戦争の残酷さをリアルに感じてきた。

 しかし、声高らかに「戦争反対!」と叫ぶことで戦争がなくなるのならば、ジョン・レノンの「イマジン」によって戦争はなくなっただろう。

 幸いなことに日本はこの70年間、平和が保たれてきた。しかし、全てが「憲法9条」のおかげか。戦争は相手があってのこと。いくら「戦争の放棄」と宣言しても攻められたときに備えがなければ滅ぼされる。日本の平和が保たれたのは憲法9条というよりもむしろ日米安保体制による抑止力だったのではないか。

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