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【主張】性犯罪の厳罰化 魂の殺人に法改正必要だ

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【主張】
性犯罪の厳罰化 魂の殺人に法改正必要だ

 一方で、強姦罪で10年、強制わいせつ罪で7年の公訴時効の撤廃・停止については、慎重派が多数だったという。

 幼少期の性的虐待を成人になって訴えようにも、時効が妨げることがある。弱者が法の隙間に埋もれることがないよう、検討を重ねてほしい。

 これとは別に、児童買春・ポルノ禁止法の改正により、今月15日から、18歳未満の子供のわいせつな写真や映像を性的な興味で持つこと(単純所持)も処罰の対象となった。

 児童ポルノの製造や流通はこれまでも処罰対象だったが、単純所持は対象となっていなかった。改正法は昨年7月に施行されたが、所有者に廃棄を促すため、単純所持罪は1年間猶予されていた。

 性的嗜好(しこう)の対象とされた子供は心に長く深い傷を負う。これも「魂の殺人」の一形態であるといえる。にもかかわらず、これまでは野放しになっていた。先進7カ国で単純所持を禁じていなかったのは日本だけだった。

 諸外国から、わが国が性犯罪に寛容な国だとみられているとすれば、これは許容しがたい。厳罰化を進めるべきである。

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