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【日曜に書く】「戦後70年」に思うこと 歴史として概括することはいまだ… 論説委員・福島敏雄

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【日曜に書く】
「戦後70年」に思うこと 歴史として概括することはいまだ… 論説委員・福島敏雄

 始末が悪いことに、かわりにアメリカという「ウロコ」を自ら貼りつけた、あるいは貼りつけられた。外発的な力による「皮相上滑り」は、評論家・江藤淳が指摘する閉ざされた言語空間をもたらした。そこに密やかに注入された「言語」の典型が、たとえば日本国憲法ということになる。

 明治いらいの「皮相上滑り」によって、現在にいたるまで、知識人たちは相反する物語(ストーリー)を、せっせと紡ぎつづけている。「12・8」のヘソの緒をひいたこの70年を、歴史(ヒストリー)として概括することはいまだにできない。(ふくしま としお)

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