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【主張】G7サミット 対中結束の意義は大きい

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【主張】
G7サミット 対中結束の意義は大きい

 ドイツでの主要国首脳会議(サミット、G7)の成果は、中国による南シナ海での岩礁埋め立てに「強く反対」との考えで一致したことだ。

 中国の海洋進出に対し、周辺国や日米豪だけでなく、欧州諸国を含むG7として懸念を表明した意義は大きい。

 ロシアによるウクライナのクリミア半島併合を改めて非難した。中露の力による現状変更の試みは国際秩序への挑戦であり容認できない。

 民主主義や法の支配といった普遍的価値観を共有するG7は結束して、中露に国際ルールを順守させなければならない。

 中国は、埋め立てによる人工島の建設が軍事目的であることを明言し、滑走路などの建設を進めている。

 航行の自由が阻害され、地域の安全が脅かされかねない重大な事態である。米政府は建設の即時停止を要求している。

 中国は東シナ海でも尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で公船による領海侵入を繰り返している。

 安倍晋三首相は討議で、「東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の試みを放置してはならない」などと述べて、他の首脳の賛同を得た。

 サミットの場を利用した2国間会談では、フランスのオランド大統領と、岩礁埋め立てについて「懸念を共有する」との認識で一致した。

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