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【話の肖像画】女優・樹木希林(2)テレビの最前線を駆け抜けた

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【話の肖像画】
女優・樹木希林(2)テレビの最前線を駆け抜けた

若いころから老け役が多かった=昭和50年

 最初はもちろん、タイトルに出るような役じゃないですよ。それが2本目くらいを撮ってるときに、ちょっとお手伝いの役で残れる人いないって言われて、あ、行きます、行きます、って。それが始まりなのよ。

 そうしたら何だか役が独り歩きしちゃって、しまいには「おじいちゃんと私」という番組を作るなんて話になって、それはやめてくれと言いました。偏屈だったからね。

 そのころはね、役者にとっては1が舞台。2がせいぜい映画。で、まあテレビは3番目。森繁さんも本当は嫌がってたんだけど、みんなでおみこしを担いだって感じだった。

 そして4番目がCM。ところが私は邪道の方が好きなので、初期のころからCMをやってたの。みなさんがご存じないような地方のお醤油(しょうゆ)屋さんとか、はんぺん屋さんとか。先輩方には「あんたね、CMなんてやってるような役者じゃだめよ」って言われていたわね。

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