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【話の肖像画】女優・樹木希林(2)テレビの最前線を駆け抜けた

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【話の肖像画】
女優・樹木希林(2)テレビの最前線を駆け抜けた

若いころから老け役が多かった=昭和50年

 〈女優としてのキャリアは昭和36年、文学座の研究生からのスタートだった〉

 琵琶奏者だった父親がね、「薬屋なら1軒出してやるから、そっちに行ったらどうだ」って言うから、大学の薬学部の願書を取り寄せたんです。でも理数系が全然だめなのよ。普通の算数じゃないのよね、数II、数IIIって。それで入試前に父親が北海道に行くっていうんでついてったら、スキーでけがしちゃった。受けたって落っこちてますけど、試験に行かなかったの。

 父親は朝から琵琶を奏でて、みんなで楽しく1日終わるって生活だったから、私も就職するって感じではなかったのね。だけどどっか行かなくちゃということで、たまたま劇団の募集があるからと受けたのが文学座でした。

 〈舞台で研鑽(けんさん)を積むかたわら、39年、森繁久彌主演のテレビドラマ「七人の孫」でお手伝いさん役を演じ、一躍人気者になる〉

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