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【産経抄】片づけの魔法 5月22日

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【産経抄】
片づけの魔法 5月22日

 ▼神奈川県茅ケ崎市の小学校教諭、藤谷純子さんが、担任として受け持った児童の似顔絵を描き始めたのは、昭和57年からだ。休み時間や放課後を利用して、鉛筆でデッサンした。それらの作品を手書きのメッセージを添えてプレゼントするのが、学年終わりの習わしとなった。

 ▼平成22年に定年退職を迎えるまで、28年間で700枚にも上る。作品のコピーは手元で保管し、時々見返すのを楽しみにしていた。藤谷さんは、昨年5月に64歳で亡くなり、今年3月には、遺作展が開催された。油絵や水彩画とともに、児童の似顔絵も展示された。教え子たちが、思い出話に花を咲かせていたという。

 ▼藤谷さんのような先生に出会えた子供たちは幸せだ。親としてはせめて、非常識な教員に当たらないよう、祈るばかりである。

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