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【主張】
こどもの日 大人との共生を探りたい
子供は社会の宝だといわれる。どの子供も例外なく、大切に思われるような社会でありたい。
少子化に歯止めがかからない昨今では、子供の「数」にだけ大きな関心が向きがちである。もちろん、子供人口の減少は将来の働き手の減少、ひいては国力の衰退にもつながる。数が大切な要素であるのは確かな事実だ。
しかし一方で、子供たちの放つ宝石のような輝きにも目を注ぐことを忘れてはなるまい。わが子や孫は言うに及ばず、近隣の子供であっても、その澄んだ瞳やあどけない笑顔、屈託のない笑い声はしばしば、周りの大人を感動させ、元気づけてくれる。
悲しいのは、そんな笑顔や笑い声を子供から奪ってしまうようなニュースが一向に後を絶たないことである。虐待や暴行、いじめのほか、子供の貧困も重大な社会問題として浮上している。
子供の声を「騒音」と捉えるかのごとき風潮も一部で起き、近隣住民と保育所などとの間でトラブルとなっている。地域の住環境を含めたさまざまな問題もあるのだろうが、大人が知恵を出し合い、解決への道を探ってほしい。
