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【大阪特派員】日本海海戦110年 国境の対馬にて 近藤豊和

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【大阪特派員】
日本海海戦110年 国境の対馬にて 近藤豊和

海上自衛隊のミサイル艇「しらたか」。北朝鮮の工作船事件などを受けて開発建造された=長崎県対馬市

 「異国の灯りが見える島」。福岡から空路、対馬空港(長崎県)に降り立つと、大きくこう書かれた看板が出迎えてくれた。

 国境の島、対馬。九州から126キロに位置し、朝鮮半島まではわずか53キロ。大小98の属島がある島の総面積は708平方キロメートルで、約90%は山岳。想像以上の島の広さと高い山の連なりだ。古代から、わが国の要衝地である。

 島内にある海上自衛隊対馬防備隊創立45周年記念行事が3月22日に開かれた。防備隊司令の布田英二・1等海佐からお声がけいただき、出席させていただいた。対馬には初上陸である。防備隊は、本部、壱岐警備所、上対馬警備所、下対馬警備所から編成され、約300人が周辺海域の防衛情報収集の任務に就いている。本部の隣接地は韓国資本に購入されて宿泊施設が建ち、問題視されている。

 記念行事では、海自佐世保地方隊第3ミサイル艇隊所属の「しらたか」が本部前の桟橋に停泊し、特別公開された。「しらたか」は、北朝鮮の工作船事件などを受けて開発建造された高速ミサイル艇で、速力44ノット(時速約80キロ)を誇る。高速での航行中は揺れが激しく、最初は海自乗員でも船酔いがあるほどだというが、迅速な防衛の切り札の一つだ。

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