産経ニュース

【スポーツ茶論】“隠れ左利き”という存在… 清水満

ニュース コラム

記事詳細

更新

【スポーツ茶論】
“隠れ左利き”という存在… 清水満

 全盛時代に何度も見た。女子ゴルフで国内外で通算62勝を挙げた岡本綾子プロのスイングは美しさ、力強さとも際立っていた。

 ティー・グラウンドに立つ。クラブを抜く、ボールの所に行き、構えてスーッとテークバック…。間髪を入れずにトップからクラブを降ろして打つ。流れるような動作は、理想的なワンプレーン・スイングである。

 先日行われたゴルフの祭典、マスターズで優勝したジョーダン・スピース、21歳のスイングも、岡本と同じで、教科書のようなワンプレーンであった。

 共通しているのは、生来左利きだが、右打ちという点。ゴルフの場合、たとえば右で打つ場合、右腕はほぼ添える程度で、飛ぶ方向や角度などスイングをリードするのは左腕になる。つまり左腕が発達している左利きの人が、右打ちすることによって、右利き右打ちの人よりコントロールしやすい、といわれている。

                 □   □

 調べてみたら、左利き右打ちの名選手の多さに驚かされる。ベン・ホーガン、ジャック・ニクラウス、トム・ワトソン…。ゴルフ史に名を残したスーパースターばかりである。現役ではアーニー・エルス、セルヒオ・ガルシアらに、J・スピースという新たなスターも生まれた。

「ニュース」のランキング