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【主張】拉致再調査 政府は毅然と圧力強めよ 協議の中断あってはならない

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【主張】
拉致再調査 政府は毅然と圧力強めよ 協議の中断あってはならない

 北朝鮮が一方的に日本政府を非難し、日朝政府間協議を中断する意向を通知してきた。拉致被害者らの再調査報告は、さらに遅れることが予想される。

 日本側に非難される点など、さらさらない。拉致は、北朝鮮という国家による、極めて残酷な誘拐事件である。被害前の状態に戻す原状回復への努力を自ら放棄することなど、本来、あり得ない。

 安倍晋三首相は拉致被害者家族会と面会し、「わが国としては全く受け入れることはできない。今後とも毅然(きぜん)とした姿勢で対応に当たる」と述べた。

 ≪非は北朝鮮の側にある≫

 当然である。政府はすでに北朝鮮に対する日本独自の制裁措置を2年間延長することを決めている。だが北朝鮮側が約束を履行しない以上、「行動対行動」の原則にのっとり、再調査の開始に合わせて一部緩和した制裁措置の復活や、新たな制裁についても検討すべきだろう。

 家族会の飯塚繁雄代表は面会した安倍首相に対し「被害者の確実な帰国の実現以外望んでいない。焦らず対応してほしい」と求めたのだという。冷静な物言いには頭が下がる思いだ。

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