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【明日へのフォーカス】パールハーバーで考えたこと…戦後70年の日本の行動とその成果、国際社会へ発信を 高畑昭男

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【明日へのフォーカス】
パールハーバーで考えたこと…戦後70年の日本の行動とその成果、国際社会へ発信を 高畑昭男

 「常夏の島」というが、大汗をかくほどの暑さではない。海風がそよそよと流れる日陰に入ると、半袖では肌寒いくらいだ。3月の早朝、ハワイ・オアフ島の真珠湾にあるパールハーバー・メモリアル(太平洋戦争記念公園)を訪ねた。

 日本軍の奇襲作戦によって火ぶたを切った太平洋戦争。今年はその終戦から70年の節目だ。1200人近い犠牲者とともに沈められた戦艦アリゾナの真上に白亜の慰霊堂が築かれ、その隣に日本が降伏文書を調印した戦艦ミズーリが並ぶ。エメラルドの海、真っ青な空。慰霊堂の白さが焼きつくように目にしみる。

 全体で7万平方メートルの広い敷地には、単に奇襲攻撃の詳細だけでなく、当時の世界情勢や日本の政治・経済状況、日本軍の優れた軍事技術や戦略・作戦思想などを模型や映像で紹介する資料館もある。甚大な損害と犠牲を被った側(米国)にしては、開戦に追い詰められた日本に対して存外にフェアな評価を残そうとする姿勢があちこちで見受けられた。

 その感覚は、展示を見て「日本って、すごかったんだな」と感嘆の声をもらす若い米国人の言葉にも感じられた。

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