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【産経抄】神話は国柄を示す 2月23日

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【産経抄】
神話は国柄を示す 2月23日

 16代仁徳天皇は『古事記』では、恋多き男として描かれる。恋の相手は、吉備の国の豪族の娘、クロヒメ、八田のワカイラツメ、メトリの王(おおきみ)…。その度に天皇の后(きさき)、イワノヒメが嫉妬の炎を燃やす。もっとも、これは神話の「上級編」である。

 ▼仁徳天皇が高台から見渡すと、かまどを焚(た)く煙が見えない。民の貧しさを知った天皇は、民の税を免除し、自らも質素倹約に努めた。愛知県一宮市の市立中学の校長(56)は、「聖帝」の有名な事跡を紹介して、生徒たちに語りかける。「神話こそが、その国の国柄を示しているとも言える」。

 ▼さらに「天皇陛下と民が心を一つにして暮らしてきた」例として、マッカーサーとの会談に臨まれた昭和天皇のエピソードを挙げている。小紙はきのう、校長が建国記念の日を前に、学校のホームページのブログに書いた記事の全文を掲載した。東日本大震災の被災地で、人々に膝をついて声をかけられる、今の天皇、皇后両陛下の姿を思い浮かべた読者も少なくないだろう。

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