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【編集日誌】
親日国ヨルダンの苦悩
「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件は、犯人が要求を身代金から「ヨルダンに収監中の死刑囚解放」に一転。ヨルダンは当事者とさせられました。
中東の親日国ヨルダン。日本は巨額のODAを供与し、国王の訪日歴も多い。しかしその友好関係をもってしても判断は難しい。そこを詳しく分析したのが27日付3面、遠藤良介特派員発「ヨルダンの苦悩」です。
自国軍パイロットをイスラム国に拘束されたヨルダンには「日本人の方が大事か」との世論もある。親日国の一方、パレスチナ系が多い同国民には米国への懐疑心も強い。複雑です。
異例の複数国同時脅迫テロ。犯人側からは日ヨルダン関係を破壊したいとの悪意が感じられます。過酷な取材現場ですが、翻弄されることなく、毅然(きぜん)かつ最善の判断が導かれるべく報道を続けていきたいと考えています。(編集長 井口文彦)
