産経ニュース

【第31回土光杯】ニッポン放送杯「『緒方貞子流』の生き方で活躍できる社会を」早稲田大学政治経済学部3年・前場理恵子さん

ニュース コラム

記事詳細

更新

【第31回土光杯】
ニッポン放送杯「『緒方貞子流』の生き方で活躍できる社会を」早稲田大学政治経済学部3年・前場理恵子さん

前場理恵子さん(早稲田大学)=10日、東京・大手町のサンケイプラザ、第31回土光杯全日本青年弁論大会(小野淳一撮影)

「いつでもOK 女性ならではのライフサイクルに合った活躍術」 安倍総理は「育児休業3年」「待機児童対策」といった女性特有のライフイベントに対応した政策と女性役員登用を推進する政策を打ち出し、長期育児休業を認める企業もでてきて、女性の労働力は向上しました。これは人口が減少している日本にとって重要ですが、皮肉なことに、晩婚化や晩産化を導くことにもなり、少子化の原因になりかねません。

 やりたい仕事、活躍したい場所もあるが、結婚もしたいし子供も産みたい。そんな夢をかなえた女性に、緒方貞子さんがおられます。緒方さんは63歳から10年間、国連難民高等弁務官として難民支援に尽力し、日本を人道大国へと導いたスーパーレディーです。彼女流の自然体とは女性がぶつかるライフイベントの壁を、壁とも思わず乗り越えていくことです。国連難民高等弁務官になったのも「母親と悔いのない別れを果たしてから」でした。「女性は人生が長いんだし、長いスパンで考えればいい」「出産や育児のための休業や転職も長い人生のひとこま」。この境地に至るにはどうすればよいのでしょう。私は来るべきチャンスに「いつでもOK」の態勢を整えることだと思います。

 緒方さんが政府代表の大役を快諾できたのも、普段から自己研鑽(けんさん)に努め、専門知識を深めていたからこそ。緒方さんは「自然体を極めると自身が女性であることにもこだわりはなかった」と話します。人生のどの時点でも活躍できる社会ならば少子高齢化の懸念も少なくなる。緒方貞子流の生き方が私の目標です。いつどのタイミングからでもためらいなく社会に飛び出していける、そんな女性がこれからの日本社会の未来を照らす光だと思います。

「ニュース」のランキング