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【第31回土光杯】フジテレビ杯「『お互いさま』の気持ちを大切に」北京第二外国語大学・笹峯桜さん

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【第31回土光杯】
フジテレビ杯「『お互いさま』の気持ちを大切に」北京第二外国語大学・笹峯桜さん

笹峯桜さん(北京第二外国語大学)=10日、東京・大手町のサンケイプラザ、第31回土光杯全日本青年弁論大会(小野淳一撮影)

「女性の輝く時代は男女の相互協力から」

 昨今の少子化対策は、待機児童問題解決や男性の育児参加など女性が働くことを前提に進められている。しかし一生働きたい女性もいれば専業主婦をしたい人もおり、配偶者控除をなくすなどすべての女性が働かざるを得ない社会を作るのは専業主婦や子育てをしたい女性の選択肢を奪うことになる。少子化対策はさまざまな生き方を望む女性がいることを見据えた上で、進めなければならない。

 少子化対策はまず若者の晩婚化・非婚化に目を向ける必要がある。私はその主原因は3つあると考える。「非正規雇用が増えるなど男性の経済力の低下」「女性の高学歴化」「ライフスタイルの多様化」だ。ではどうすれば晩婚化・非婚化は止まるのか。

 まずは結婚適齢期の男性の収入を増加させなければならない。なぜなら結婚を望む女性が相手に求める条件で大きな割合を占めるのが経済力だからだ。さらに社会に出た女性たちは本当の意味で能力で評価されなければならない。「女性だから」という理由で優遇されることは女性蔑視の象徴である。女性の管理職の数を外国と競う必要はない。

 少子化対策の最善策は女性に家庭に入ってもらうことである。働きたい女性には子育て期間中だけでも家庭に入ってもらい、3人目からは所得税を少なくするなど何らかの優遇政策をとるべきだ。また出産後に正社員として職場復帰や再就職できる労働形態を整える方が保育所を増やすよりは効果があるだろう。

 男女平等とは男女が同じ仕事をすることではない。大切なのはお互いさまの気持ちと相互協力である。

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